3年前にも4速のギヤ抜けが多いとのことで、程度のいい中古のシフトドラムに交換しましたが、再び同じ4速のギヤ抜けが発生するようになったとのことで、今度はお持ち込みのPMC製の新品シフトドラムに交換することに。
エンジンは他にも不具合があるそうで、ヘッドナットの辺りからオイル漏れするとのこと。現状はきれいに掃除されているので、オイル漏れの出所を特定するためにカラーチェックの現像液を塗布してからチェック走行に向かいます。
ギヤ抜けの現状確認とオイル漏れを再現するべく、高速道でチェックします。
炎天下を30分くらい走ってみましたが、今のところオイル漏れは発生せず。ギヤ抜けもいろいろ条件を変えて試しましたが確認できませんでした。
既にシフトドラムは用意されているので交換します。
ミッションカバーも外し、シフト関係の部品を外していきます。
ミッションを下から見るとこんな感じです。
リヤ側のシフトフォークシャフトを外すと、フォークが2個外れます。
前側はガイドピンを外してからドラムを抜き取ります。
ドラムとフォークが外れました。
ミッションのギヤとドグを点検します。
こちらのミッションはドグがテーパーカットされているスペシャルです。特に目立つ摩耗などは無いようです。
外したシフトドラムは目立つ摩耗はありませんでしたが、手前側のPMC製新品に交換します。
こちらの製品はパッケージ内は仮組状態なので、必ずネジロックを塗ってしっかりと締めておきます。
フォークも特に問題無いようなのでこちらは継続使用します。
ガイドピンもお持ち込みの新品に交換します。
ドラムとフォークを組み込みます。
ガレージ周辺でチェック走行します。
キャブのスローを少し調整します。
30分ほど走ってガレージに戻ります。
依然、オイル漏れは発生しませんね。こちらはもう少し様子を見ていただくことに。ギヤ抜けに関しては、バックステップのチェンジペダルのストロークが短いので、チェンジミスを誘発する可能性も考えられます。レバー比を少し見直してもいいかもしれませんね。