WEBカムの摩耗が発覚し、急遽カム交換となりました。今回はヨシムラST-L1を使います。

リフターはタペット音低減を狙って全数新品を使用。

カムを組んでバルブタイミングを規定値に調整します。


エンジン補器を取り付けます。

エンジン作業の最後にオイルを交換します。

続いて、オイル漏れしていたフォークをオーバーホールします。

Z1100-B2は、アンダーブラケットのすぐ上に、フォーク内圧を左右で均一化するためのイコライザーが付いており、インナーチューブには小さな穴が開いています。外したフォークを横にするとオイルが漏れるので要注意。

奥まったトップキャップを外し、フォークオイルを排出します。

フォークを分解します。特に目立つダメージは無いようです。

一通りの消耗品を新品交換します。上下メタルも交換します。上のメタルは部品番号44065-1091、下のメタルは92028-1126が適合します。

インナーチューブを2本合わせてみます。ピッタリと密着するので曲がりは無いようです。

フォークを組み立てます。

フォークオイルを入れます。

オイルレベルはマニュアル通りです。

オイルのエア抜きでフォークアウターを上下する際に小穴からオイルが漏れるので、テープで塞いでおくといいでしょう。

フロントフェンダーのボルトは不揃いだったので交換します。


フォークを組んだらエアを規定値入れます。

残りの車検整備をします。ブレーキフルードは前後とも交換します。


チェーンは清掃してチェーンルブを給油します。

ヘッドカバーサイドは1000J同様にポリッシュ仕上げとシルバーカムプラグとしました。いいアクセントになると思います。

あとはチェック走行して、問題無ければ完成です。

