スピードメーターはZ1000R1の丸メーターを使います。弊社のS1ローターにする場合、スピードメーターセンサーは、フロントホイールからミッションのアウトプットシャフトに移設します。スピードセンサーはデイトナの市販品を使い、そこで拾った信号をスピードヒーラーで補正して純正オドメーターに送り、純正スピードメーターを駆動させます。こちらは製作したセンサーハーネスです。線の左端にセンサーが付いています。
センサーはミッションのアウトプットシャフト側に設置します。
回転信号を発生させる回転子は、アウトプットシャフトの中空部分にテーパーを使ったシャフトで取り付けます。
センサーのギャップは2~3ミリとします。
スピードヒーラー本体はマッチ箱大のこちら。SP2ユニットの上に付けてあるのがそれです。言ってみればスピードヒーラーは周波数変換装置。センサーで拾った信号を任意の係数で補正し、正しい信号にしてメーターに送るシステムです。
こちらはワークスタイプのクラッチレリーズです。
取り付けるとこんな感じ。シフトシャフトのガイドを溶接したミッションカバーとセットで使います。
こちらもワークス車仕様のアイテムのひとつ、オレンジプラグキャップです。ウオタニSP2用にコードを製作します。このオレンジプラグキャップは、生産廃止となったので今回で終了です。
製作したプラグコードを取り付けます。
続いてメインハーネスの改造です。素材は今でも買えるZ1000-R2純正ハーネスです。
タンクとフレームの間を通して前へレイアウトするので、前半は一度バラシてスリム化します。
以前は3分割していましたが、最近は2分割式に変更しています。
この時代のカワサキ車に使うカプラー類は一通り準備してあり、R2の角メーターからR1の丸メーター用に改造して使います。
改造後はこちら。メーター側に配線を合わせて改造してあるので、あとでメーター交換しても大丈夫です。
改造したメインハーネスを車体に艤装します。スタックタコメーターとヨシムラテンプメーターの配線も接続。先ずは一旦全部繋げて動作確認します。