新しいハンドルスイッチと社外のメインハーネスの接続の改造が終了しました。社外のハーネスで回路図が無く、使われている配線の色もカワサキ車と全く共通性が無いので、回路をはあくするところから始めないといけないので非常に時間がかかりました。ホーンの回路も全く変わるので、新たにホーンハーネスを新設するなどの対応が必要でした。左のハンドルスイッチはW650純正で、ウインカーがプッシュキャンセルなので便利です。
もともとヘッドライトスイッチが左にあったため、今回はOWタイプのハンドルスイッチに変更した右側にヘッドライトスイッチが移動しました。その関係で右から左に電源線が繋がります。
ヨシムラのマルチメーターは、専用のステーを製作しステムボルトの上に設置します。
イグニッションキーと離したほうが、キーホルダーとの干渉もしずらいと思います。
改造が終わったハーネスをフレームに固縛します。
配線はなるべくエンジン側に垂れさがらないようにします。エンジンの熱を受けないようにするためと、エンジン回りの通風を妨げないためです。
タンクを乗せて確認。フォークカバーとタンクが少し干渉するようです。
フレーム側のハンドルストッパーに溶接で肉盛りして切れ角をわずかに減らします。
フロント周りはこれで完成です。ノーマル然としたシンプルなコックピットとなりました。
さりげなくWステムが効いていますね。
続いてリヤ周り。スイングアームをワークスタイプに変更します。素材はMk2のノーマルスイングアームです。アクスルシャフトは中空のスズキ純正品を使います。
現状のスイングアームはモリワキ角鉄です。レイダウンもしてありますね。
レイダウンはノーマル幅で作られているので、右側のサス受けはノーマル位置でいいでしょう。
チェーンラインオフセットはしておらず、520チェーンでクリアしています。合わせてホイールもモーリスマグに変更するため、チェーンラインは5ミリオフセットされます。チェーンとリヤショックが干渉するので、左のサス受けは10ミリほどオフセットさせることにします。
ノーマルスイングアームを加工します。先ずは不要なステーを削除します。
次に、タイヤの逃げを作ります。タイヤ幅は160ミリまで対応する予定。
逃げ部分を切り欠きます。
穴を塞ぐプレートを製作します。
フレートを溶接します。
溶接完了です。内幅は約170ミリに拡大されました。