エンジンのセラコートが終わったので組み立てます。
ネジ穴は全てタップを立てて点検します。傷んだネジ山があれば、ヘリサート加工するなどして修理しておきます。
ネジ穴にサンドブラストのメディアなどの異物が残っていないか確実に点検します。
アッパーケースには分解時にボルトが2本折れ込んだので修理します。
1本は前側のM6ネジ。
もう1本はキックスターターのストッパーを止めるネジ。
ドリルで揉んで抜き取り、タップを立て、最後にトルクが掛かるかチェックします。
こちらはネジ山が痛んだのでヘリサート加工します。
準備が整ったら組み立て開始です。先ずは新品のシリンダースタッドを取り付けます。
次に、アッパーケースをさかさまにして台に乗せ、カムチェーンを掛けたクランクをセットします。
ミッションは分解点検し、ベアリングを交換します。
分解し、各部を点検します。
クラッチハブは段付き摩耗も少なくいい状態ですね。
ギヤのドグはやや摩耗がありますが、通常走行では特に問題無いでしょう。
クラッチ板も新品交換し、ミッションをアッパーケースにセットします。
シフトフォークピンですが、やや摩耗が多いので新品交換しておきます。
シフトドラムとフォークを組み付けます。
ケースを合体します。
オイルポンプをセットします。
オイルパンを取り付けます。エンジン腰下が大方組み上がりました。