Z1000Mk2 M.H様 エンジン腰下組み立て

  

エンジンの塗装が完成したので組み立てを開始します。

 

もとはこんな感じ。現車のケースは使わずに、長期保管していた程度のいい前期型のケースをベースにしました。

 

その他のカバー類は現車のエンジンから外したものをレストア。

  

塗装後は、全てのネジ穴に残ったブラストメディアなどのゴミを入念に除去してから組み始めます。

 

洗浄後、先ずは新品のシリンダースタッドを取り付けます。

 

クランクはリビルド品をお持ち込み。念のため計測しておきます。振れは0.02ミリと極小です。

 

クランクをケースにセットします。

 

ミッション類はお持ち込みの3セットの中からいいものを選びます。

 

現車の物は、クラッチのダンパースプリングが折れていたり、かなり消耗が激しいようです。

 

クラッチハブの段付き摩耗も多めです。

 

ミッション類は長期保管のZ1Rの物を使うことに。20年ほど前に私が譲ったものでした。

 

ベアリングを新品交換して組み立てます。

 

ギヤもドグの摩耗の少ないものを選びます。

 

3軸が整いました。

 

ケースは前期型になったので、シフト関係が若干変わります。

 

ケースをドッキングし、カバー類を取り付けます。

 

ジェネレーターは薄型に変更します。部品は仮組で入庫するので、必ず規定トルクで締め付けてから使います。

 

ローターボルトにはネジロックを塗布します。

 

こちらも規定トルクでしっかりと締め付けます。

 

薄型、軽量、発電量アップといいことづくめ。

 

カットカバーも取り付けます。