先日までのデモ車Z1100B2でのテストに続き、次はレース車に取り付けて本格的なサーキットテストをします。今回は前後にフルで取り付けます。
既存のS1キャリパーを外し、パッドは当たりが付いているので移植します。
南ア製のパッドピンはやや太いのでそのままでは通りません。パッドの穴を少し削って広げておきます。
マスターは可変レシオのロッキードを使います。
キャリパーを取り付け、ホースを固定。その後、バキュームポンプでフルードを吸い出します。
次に、軽くエア抜きします。
最後にキャリパーを一旦外してブリーザーを上に向けて仕上げのエア抜きをします。
全力でレバーを握り、漏れがないことを確認します。
予め、レシオ調整で握りやすい高さにレバーを調整します。
先ずは普通のレシオから始めます。先日の筑波テストでは、走行途中からレバータッチが硬くなったので、今回は途中でピットインして調整する予定。
フロントキャリパー取り付け完了です。
フロントをジャッキアップしてホイールを回すと少しブレーキを引きずっている感じ。丸断面シールはピストンの戻り量が少ないのかもしれません。このS1キャリパーの製造元には、既に一般的な角断面シールへの仕様変更を依頼しています。
リヤキャリパーも交換します。
こちらもパッドは元のを移植します。
キャリパーを取り付け、ホースを接続します。
その後、キャリパーを一旦外し、ブリーザーを上に向けてエア抜きします。
エア抜き後、リヤも引きずりがやや多いですね。