雨で中断した昨日に引き続き、今日もキャブセッティングに向かいます。前日最後のデータから、予めメインジェットを変更しておきます。
日中の気温の高い時を選んで出発します。
予報では晴れだったのですが、今日も雨が降りそうな天気です。高速道へ入り、メインジェットなどの選定を進めます。
途中、スロットル3/4開度前後を改善しようと、MJNノズルのクリップ段を変更します。
ノズルを取り出します。
ノズルの両サイドには小さな穴が縦一列に開いており、左右の穴位置は交互にずれています。この穴がスロットル開度の拡大と共にポートに1個づつ出てきて、燃料流量が増えていく仕組みです。なので、燃料の増減はスロットル開度に対して段階的な変化になり、微細にはリッチとリーンの状態が連続します。また、スロットル全開時には各スロットルバルブの上端はわずかにばらつきがあるので、ポートに露出するノズルの穴の数は、気筒ごとにやや差が出ます。そのため、スロットル全開時より1/16ほど戻したところで最大出力が出るような場面もできてしまいます。全開時は非常にセッティングのし難いキャブです。
ノズル変更に合わせてメインジェットも変更します。
停止スポットがある度にセッティングを変更し、最適値を選びます。
ノズルのクリップを再度変更します。
合計10回ほどメインとノズルのセッティングを変更して、ようやく最適値が見つかりました。
ガレージに戻ります。
エンジン慣らしからのトータル距離は200キロを超えました。今回の作業はこれでほぼ完成です。あとはドライブチェーンのガイドローラーの入荷待ちです。