部品が揃ったのでエンジン腰上を復元します。

クランクケースデッキ面のガスケットを剥がします。ピストン洗浄は今回省略します。リングも継続使用です。

シリンダーのガスケットを剥がします。20年ぶりの分解なので、半分くらいは固着しています。

1時間ほどで剥がし終わりました。オイルストーンで仕上げます。

上面もオイルストーンで軽く研磨します。

洗浄後、シリンダーを組み付けます。


これからは高速走行が多くなりそうなので、アイドラー類は全てレーシングタイプタイプに変更。

ヘッドを組み付けます。

カムチェーンテンショナーは、純正のセミオートから、メンテナンスフリー化を狙ってオートテンショナーに変更します。

カムを取り付けます。

バルブクリアランスを調整します。

エンジンが組み上がったら、エンジンオイルを交換します。

ボルトを8ミリ化したマフラーを取り付けます。

エキゾーストスタッドはM8にサイズアップ。新しいM8ならしっかり締まるし、折れることもまずないでしょう。

キャブはファンネルの取り付けを修正します。

現状は奥まで入っておらず、メインエアジェットに当たって止まっています。

ファンネルの固定はイモネジ1個だけなので、しっかり固定しないと走行中に脱落するおそれがあります。

ファンネルを一旦外します。

取り付けを再度確認。正しくはここまで入ります。


止めネジの位置にドリルでくぼみを作ります。こうすればネジが少し緩くなっても脱落の心配はありません。

ファンネルを奥までしっかり差し込みます。

止めネジは緩みやすいのでネジロックを塗布します。

ファンネルの修正ができました。

キャブを取り付けます。

エンジンの始動チェックもOKです。
