今回は前後ホイールをワイドの18インチに変更します。

使用するホイールはこちらのドレミ製「モーリスマグ」です。アルミホイールなのでずっしりと重いホイールです。材質は「A356」というもので、車のホイールなどによく使われるアルミ鋳物用合金です。マグネシウムホイールではありません。ちなみに、当時のモーリス社のホイールはマグネシウム合金製です。その後のハイポイント製復刻のモーリスホイールもマグネシウム合金製で、何れも軽量です。

タイヤを組み、バランス取りします。

フロントホイールを外し、移植するローターも外します。

ローターの錆びはスクレッパーで削り落としておきます。

新しいホイールにローターとアクスルシャフトを組み付けます。

フロントホイールは完全ボルトオンです。

続いてリヤへ。

既存のノーマルホイールを外します。

スイングアームはワイド化するので外します。

仮の足として、プレスでワイドタイヤの逃げを作ったLTDのスイングアームを取り付けます。

LTDスイングアームを仮付けします。

リヤブレーキの構成は、サンスタートラッドのφ250ミリローターと、弊社のサポートを使って下側にマウントします。

タイヤは150サイズですが、実幅は160ミリあるのでギリギリです。

完成イメージはこんな感じ。

シンプルにしたいとのことで、オイルクーラーは取り外します。

オイル取出しもノーマルに戻します。

キャブは散発的にオーバーフローするとのこと。今回も取り付けてコックONしたら1番キャブから漏れました。ドレンを外して点検します。

ドレンボルトの底にはサビの粉が堆積しています。タンクをいろいろ着せ替えしているとのこと。どこかでサビが出てくるようですね。

フィルターはナイロンメッシュのタイプを使用していましたが、網目が荒いので細かいサビは通過します。

より細かいメッシュのろ紙製のフィルターに交換しておきます。

オイルクーラーレスでスッキリしましたね。
