スタータークラッチが空転することがあるとのことで交換します。

リヤスプロケは新品交換済みだそうですが、チェーンとフロントスプロケは交換歴不明の為合わせて交換します。

ミッションカバー周りは洗浄します。

オイル漏れなどは無いようです。

ジェネレーター一式を外します。ステーターコイルは比較的新しいようです。

クランクのテーパーはきれいですね。

スタータークラッチとスターターギヤなどを新品交換します。

スタータークラッチは緩みやすいので、ボルトにネジロックを塗布して締め付けます。

締め付けは規定トルクでしっかりと。

ジェネレーターローターを復元します。

こちらのボルトもネジロックを塗布して締め付けます。

こちらも緩むと大きな被害が出るので、規定トルクでしっかり締め付けます。

新品のフロントスプロケを取り付けます。

新品のチェーンを取り付けたら、リヤサスの接続を外してスイングアームを水平まで持ち上げます。この位置で3軸が最も離れ、チェーンの張りは最大となるので、この位置でチェーンの張りをほぼゼロ近くに調整します。

張り調整したらエキセンボルトを規定トルクで締め付けます。

サスを接続し、ジャッキアップ状態でチェーンの弛み量を確認しておきます。

上下で7センチ動きます。これがチェーンを最も張った状態なので、今後チェーンを張るときはこれ以上チェーンを張らないよう管理してください。これ以上張るとクランクケースのアウトプットシャフトベアリングを破損することもあるので要注意。

ジェネレーターカバーのグロメット部分からのオイル漏れもあるとのこと。一旦外してきれいにして組み直します。

