南アフリカ製S1キャリパーのテストです。単体での動作確認が終わったので、実車に付けての走行テストを行います。
テスト車両はデモ車のZ1100GP1号車です。
S1キャリパー付きなので、サポートもこのままで大丈夫でしょう。
脱着の際はブレーキパッドを外して行います。
南ア製S1キャリパーを装着します。
パッドピンがやや太いので、パッドの穴はわずかに広げておきます。
ホースの途中までフルードが来ているので、ブリーダーから大まかにエア抜きします。
一旦キャリパーを外します。
ダミーローターを挟んで念入りにエア抜きします。プラハンでコツコツたたき、残っていそうなエアをブリーダーに集めて抜くと効果的です。
エア抜き完了です。レバーの握り代も特に問題ありません。タッチも今までのS1キャリパーとほぼ同じです。
初物キャリパーのテストということで、出先でのトラブルを想定してクイックコネクターを装着。キャリパーに何かトラブルが生じたら、コネクターを切り離せばシングルキャリパーとして機能します。
クイックコネクターは接続面が平面なので、脱着の際にエアの侵入がありません。
はたして丸断面Oリングを使ったピストンシールは、問題無く走れるでしょうか。