Z1000R1 K.K様 ワークスS1仕様製作 スピードヒーラーを使ったスピードセンサーシステム装着とケラーマン極小ウインカー取り付け

 

仕上げの作業として電装品を取り付けます。

 

S1ローターなので、フロントホイールからケーブルが伸びるのは避けたいですね。弊社ではスピードヒーラーを使ったシステムを作り、ミッションのアウトプットシャフトからスピードメーター信号を取り出す方法を採用しています。

 

中空のアウトプットシャフトにセンサー用の回転子を取り付けます。別途J1やR1などのボルト止めタイプにも対応したタイプもあります。

 

センサーを取り付けるとこんな感じ。アウトプットシャフトから回転信号を取り出す場合、ファイナルギヤ比やリヤタイヤ外径の違いによって信号数が変わってきます。そこで周波数変更装置であるスピードヒーラーを間に入れ、任意の係数で周波数変換し、正しい信号をスピードメーターに送ります。

 

スピードヒーラー本体はコンパクトなので設置場所を選びません。今回はバッテリーケースの上に設置しました。この車両の仕様では、係数は概ね330くらいになります。車両ごとの微調整は、スマホのスピードメーターアプリなどを使って正確に校正するといいでしょう。

 

続いて車検対応の極小ウインカーを取り付けます。今回使用するのはドイツのKellermann(ケラーマン)製のLEDウインカーで、モデルはBullet Atto(バレット アトー)です。

 

パッケージを開けると1箱に1個ずつ極小ウインカーが入っています。

 

2015年の法改正後、国連欧州経済委員会(ECE規則)通称ヨーロッパ規格に適合し、「Eマーク」付きのこのウインカーは使用できることになりましたが、まだまだ認知されていないようなので同梱の保安基準適合に関する資料を車検証と一緒に積んでおいた方がいいようです。

 

ウインカーを点灯させてみます。横から見るとそれほど明るくありませんが・・・。

 

正面からは至近距離だと目がくらむほどまぶしい光を放ちます。

 

リヤのウインカーステーを製作します。ナンバー共締めタイプです。

 

ナンバープレートの横にウインカーを取り付けます。

 

裏側はこんな感じ。

 

ダミーバンドも付けておきます。

 

ナンバーを仮止めします。

 

ナンバーがあるのでレーサー感は乏しいですが、ウインカーは存在感がありませんね。

 

点灯するとこんな感じ。実際の肉眼ではもっと目立つので、被視認性も大丈夫。

 

フロントのステーも製作します。

 

フロントはノーマルと同じ位置に設置します。

 

カウルを取り付けるとこんな感じ。

 

フロントもウインカーはほぼ無し状態に見えます。