Z1000R1 K.K様 ワークスS1仕様製作 S1キャリパーのフルード漏れ修理とCRキャブの改修

  

フロントマスターのインナーパーツは全て新品交換します。

 

新しいピストンを組み込みます。

 

フルードを入れるとキャリパーのブラインドプラグから滲んできます。増し締めしても止まらず、分解点検してみましたが原因ははっきりしません。

 

中のコマを取り出して交換してみます。

 

それでも改善しないので、穴の無いコマを使ってプラグも変えてみます。

 

キャリパーアダプターをプラグにして組み、エア圧で漏れチェックします。ようやく漏れは止まりました。元のプラグの精度が悪かったようです。

 

他の部分には漏れは無いようです。

 

フルードを入れてエア抜きします。

 

内部構造が複雑でエア抜けが悪いため、プラハンでたたきながら向きを色々変え、内部の残留エアをブリーダーのところに集めるようにします。

 

ようやくエア抜きが終わりました。フロントブレーキの完成です。

 

続いてリヤも同様に。

 

リヤブレーキのエア抜きも終了しました。

 

リヤのサポートは削り出し感がすごいので、このあと細工して鋳物っぽく仕上げる予定です。

 

お持ち込みのCR33キャブを改修します。

 

新品でMノズルなどのフルコースカスタムが施工されていますが、Mノズルは外すことになりました。

 

Mノズルを外します。左にあるCR標準の部品を組み付けますが、名称は「プライマリーチョーク」です。

 

プライマリーチョークをセットします。

 

復元するとこんな感じ。

 

他にも変更されているニードルやジェット類を標準状態に戻します。