現行のドレミ製モーリスを加工して弊社のS1ローターを取り付けます。

こちらがモーリスマグ専用に製作した前後S1ローターです。リヤのインナーはこのあとアルマイトします。

リヤスプロケは軽量穴の無いソリッド仕様。当時のレーサーイメージです。

フロントローターの取り付けは6穴のイメージなので、現状のM10×4穴をM8×6穴に改造します。先ずは治具を使って下穴を開けます。

ボルトを立てて垂直の目安にします。

6個の下穴が開きました。

そのあとM8ネジの下穴サイズに拡大します。

ハブの右側はツバが出っ張っているので少しカットします。

必要な高さまで削り、滑らかにします。

ローターの取付を確認します。

ホイール側のベアリングは取外し、タップでM8ネジを切ります。

6穴化完成です。

ホイールベアリングはインナーローター側に圧入します。裏側はこんな感じ。

ディスタンスカラーを製作し、セットします。

アクスルシャフトは専用のφ18ミリ中空シャフトです。

アクスルシャフトを挿入します。ベアリングは最大限外側にあるので、フロントアクスルの剛性は飛躍的に上がります。

モーリスマグの6穴S1ローター化が完成しました。

鋳物のインナーローターは、内側のリブもS1風。

アウターローターをセットします。アウターはS1と同形状のφ330ミリ。材質はプラスミュー製の全日本スーパーバイク品質のステンレスです。

ロータースパンは外々で130ミリと超ワイド。S1キャリパーを使うには必須の仕様です。
