純正のオイルクーラー取出しを加工して使います。ダミーエンジンを治具代わりにして溶接で仮止めします。

エンジンから外して全周を溶接します。

水中でエア圧をかけて漏れチェックします。

少しのピンホールなら、ポンチで潰せばリークは止まります。

溶接が終わったところで取り付け確認します。

キャブの整備性を考えると、この低いレイアウトが大変便利です。

次に現車合わせでオイルホースを製作します。先ず、少し長めにリールから切り出します。

ホースの片側にフィッティングをセットします。

フレームに治具用のダミーエンジンを載せます。


オイルホースを接続します。

ホースのレイアウトはワーク車にあるこのルートとしています。フレーム下に出っ張らないので、フレームスタンドを掛けたりする時に邪魔になりません。

実際の通し方はこんな感じで、エンジンとフレームの間に通します。

フロントのオイルクーラーコアまでホースを立ち上げ、ピッタリの位置にマークします。

ホースを外し、反対側のフィッティングをセットしたらホースは完成です。

実際に取り付けて確認します。

前から見るとこんな感じ。

タンクはワーク車同様に前後のマウントを2センチずつ上げています。フロントのマウントはタンク重量を支えられる構造ですが、リヤは宙に浮いてしまうので、硬質スポンジを積層してゲタを仕込みます。これをやらないとタンク裏にクラックが入り、ガソリン漏れを起こすことがあるので要注意。

一体型のテール周りも取り付けます。テールレンズのダミーバンドも装着しました。

公道仕様なのでこんなステーでナンバーが付きます。

外した時に目立たないよう、取り付け穴は裏側の奥の方に設けています。

ナンバーを付けるとこんな感じ。樹脂製バックプレートはゼファーなど用のカワサキ純正品です。部品番号は 13091-1913 です。シンプルで軽傷なのでお勧めです。
