Z1000Mk2 M.H様 1200cc計画 ヘッドの分解点検と交換用シリンダー&ケースの準備

 

今回交換する主なエンジン部品がこちら。ケースはクラックあり。シリンダーはフィン欠けを修理した別のノーマルをベースにします。カムは画像のヨシムラST-1からST-2へバージョンアップ。クランクは別の物をリビルド中です。

 

シリンダーはこちらのノーマル未加工品を使用します。フィン欠けがあったので、既に修理してあります。

 

加工に出すのでガスケットを剥がして下準備します。加工内容はスリーブ交換とボーリング、面研です。

 

スリーブはPAMS製を使用します。ピストンはピスタルレーシングのφ76ミリです。

 

ヘッドは継続使用するので分解点検します。過去のいろいろな修理跡が戦歴を物語りますが、今回も大きな修理は必要がない状態なので、バルブシートカットと面研くらいでOKでしょう。

 

クランクケースは長年キープしていたこちらをお持ち込み。Mk2の初期タイプのケースです。

 

分解して要所を点検します。

 

こちらはクラックの無いグッドコンディションです。

  

1200cc用のスリーブは外径が大きいのでケースのボーリングも必要です。

 

一般用途では1200ccが最大排気量といえるでしょう。