アルミタンクの前内側とフレームが干渉するので、タンク側を修正します。
フレーム載せたタンクを裏から見るとこんな感じです。通常角タンクは前から後ろまで全く干渉しませんが、こちらのアルミタンクはやや干渉して削れた跡がありました。
干渉するのはフレームのこのあたり。丸タンクは干渉するものもまれに見られ、そのまま使用を続けると穴が開いてガソリンが漏れることがあります。このフレームは塗装前にこの部分の溶接ビードの出っ張りを少し削って均しておきましたがまだ少しきついようなので修正します。
反対側も同じ部分が干渉しています。
タンク側はマジックで線を付けたあたりがフレームが通るところです。
両側とも干渉して削れた跡があります。
アルミタンクは非常に柔らかいので、部分的にたたいて凹ませて逃げを作ります。
黄銅の棒とハンマーを使って板金します。軽い力で簡単に凹みます。
両側ともラインに沿って5ミリほど凹ませました。
前から見るとこんな感じ。
フレームに載せて確認します。今度はクリアランスがとれたので、タンクがゴムダンパーのたわみ分で揺れるようになりました。
クリアランスは5ミリほど確保できたので、多少揺れてもフレームには干渉しません。