タンクのS1加工です。素材は一番奥のライムグリーン一色の新品タンクを使います。
溶接用のブリーザーはBL-FACTORY製を使います。ほぼS1と同じ形状をしており、スチールのボスにナイロン製のニップルの構成です。
タンクにブリーザー用の小穴を開けます。
ブリーザーを溶接します。
続いてワークスS1のみに装備されるWコック用のニップルを取り付けます。取付位置は後ろ側の一段低くなったところ。ここにコックがあると、ガソリンを最後まで漏れなく使用できるので、最低限のガソリン搭載で済むので、レースでの軽量化に大きく貢献します。
取付位置は、溶接トーチが入る余地を残してやや内側にします。
コックの下穴を左右に開けます。
溶接部分の塗装を剥がします。
元のコック穴は鉄板で塞ぎます。
Wコック用のニップルが溶接できました。燃料計の穴はサービスホールとしてあえて塞がないで残しておきます。
圧縮エアーを入れ、漏れチェックします。空気圧は2kg/cm2程度とし、タンクが膨らんでしまわないよう注意しながら行います。マスキングテープを張っておくと、タンクが広がってくるのがすぐわかるので便利です。
ブリーザーの部分も漏れチェックします。タンクの加工が済んだら、外装セットで塗装に出します。
ヘッドのウエットブラストも完成しました。ブラスト前はこちら。
ブラスト後はこちら。
バルブシートやガイドの状態はいいので、このあとシートカットと面研だけ行います。