車両製作にあたり、先ずは基本となるフレームの加工から。一番手前のフレームがもとになるZ1000-J2ヨーロッパ仕様のフレームです。
ベース車のフレームは大きな傷があったので使用を断念、代わりにこちらのフレームを単体で入手したとこのとです。
サイドスタンドブラケットには、溶接で修理した跡がありますが、他に大きな欠点は無いようです。
シートレールや不要なブラケット類を削除します。サイドスタンドは脱着式に変更するのでブラケットも外します。
ブラケットを剥がした下に見えてくるフレームの状態で、このフレームの本来の素性がわかるものです。錆はやや深く、サイドスタンドのトラブルがあったのもうなづけますね。
ステップブラケットの部分は比較的錆少な目でひと安心
削除した部分を滑らかに研磨します。
ハンドルロックストッパーは作り変えるので全て削除しています。タンクも上げるのでタンクマウントも削除しています。
サイドスタンドブラケット部分は、少々難ありでした。
サイドスタンドブラケットを剥がした奥にはクラックがあります。おそらくスタンドの下側がもげたのでしょう。脱着式サイドスタンドを付ける際に穴を開けるので、内部の状態が悪ければ補強が必要かもしれません。
それ以外は特にダメージは無いようです。傾けるとダウンチューブ内部でザラザラと音がするので、内部には錆がだいぶ堆積しているようです。