Z1000R1 K.K様 ワークスS1仕様製作 ピストンとシリンダーの組み立て

  

シリンダーのボーリングが完成したので組み付けます。

 

ピストンはピスタルレーシングのφ74ミリです。GPZ1100用なのでピン径はφ18ミリです。

 

ピストンにリングをセットします。

 

トップとセカンドリングは断面形状が特殊で、上下に向きがあることがほとんどなので、マークに注意して組み付けます。この場合は「N」マークが上に来るように組み付けます。マークの無いトップリングもありますが、その場合は上下の向きは指定無しです。

 

ピストンピンのサークリップがかなり硬いのと、サークリップを押し込むときのピン穴の奥行きが浅いせいで、ピストンをコンロッドに組んだ状態でサークリップをセットするのが異常に困難です。そこでサークリップ挿入治具を製作。

 

予め内径φ18ミリの筒にサークリップを仕込みます。

 

ピストンピンの中心穴に差し込む形の押し棒にセットします。

 

そのままピストンにサークリップを押し込んで挿入します。

 

ピストン取り付け完了です。サークリップを止めるだけで2時間くらいかかっていしまいました。

 

シリンダーを挿入します。このあとはヘッドの組み立てです。