ツインプラグのワークス仕様として、オレンジのプラグキャップを8個準備しました。
ヘッドにプラグを仮組して取り付け確認します。
コードはブラックを使用し取り付けるとこんな感じ。
次は本題のエンジン作業へ。クランクはGPZ1100の物を使用します。振れは0.04ミリで問題ありません。
点検棒もスルスルと通ります。状態のいいクランクですね。
クランクケースはベース車のZ1000Rの物を使用します。既に塗装は終わっているので、全てのネジ穴をタップでさらって問題無いことを確認しておきます。
お持ち込みのミッションはGPZ1100とのこと。既にWPC処理がされアッセンブリーされています。
細かい部品が足りないので、ストックの部品棚から探します。
ちょうどGPZ1100ミッションがあったのでここから部品取りします。
比較すると少し見た目が違いますね。
右がGPZです。ギヤ3個の歯先にマークがあるタイプです。左はお持ち込みの物。マークが無いのでギヤは全てZ1000Rの物のようです。シャフトとクラッチだけがGPZになっているようです。
マニュアルで詳細を確認します。
3速4速はJ系とGPZとでは歯数が違うのですが、数えてみるとやはりJ系の歯数でした。
ちなみに、GPZギヤの違いは歯数だけでなく、一部のドグもテーパーカットになっています。
こちらはJ系の物で、ドグの側面は機械加工されていません。
他にも点検すると、ベアリングは新品でした。エンドのスラストワッシャーは、正しくは薄い方が内側なので逆に入っているので直してきます。
他にもクラッチのプッシャー周りが欠品しているのでストックの中からGPZクラッチを探します。
こちらがGPZ系のクラッチプッシャーです。これも部品取りします。
クラッチプレートも新品を使い、先ほど見つけたプッシャーをセットします。
3軸をケースにセットします。
シフト周りもこれだけです。
シフトドラムも摩耗が無いので新品のようですね。
チェンジリンク周りもこれだけです。
足りない部品はストックの中から探します。
チェンジリンク周りをセットします。
クランクケースを合体します。
オイルポンプはトロコイドタイプを手配中。入荷まで時間がかかるので、暫定でダミーのオイルパンを付けておきます。
RHエンジンカバーは、先日加工したものを取り付けます。
S1カバーを取りけるとこんな感じです。
こちらもシリンダーとヘッドはまだ加工中。作業はしばし中断です。