今回はブレーキローターとスイングアームなど足回り変更と、ハンドル変更によるポジション改善、および、スタックタコメーター取り付けなどのカスタムです。
今回使用する主なパーツはこちら。弊社の前後S1ローター、AREA製のロングスーパーバイクハンドル、弊社製の純正にトラス補強したワークスタイプスイングアーム、スタックタコメーター、ヨシムラプログレス2マルチメーターです。
S1ローター化は急遽決まったもの。左側にある総削り出しのインナーローターを使います。鋳物で作った右側の現行品は、取り付け穴が4穴仕様の在庫が無く、新規製作には3~4ヵ月かかるので中古の在庫品で対応することになりました。こちらは10年以上前に製作したもので、S1ローター開発時に使用したもので、当初は6穴仕様だったものをあとから4穴仕様に改造していたので、今回ボルトオンで付くだろうという目論見です。
フロント周りを外します。現状はノーマルローターにAP2ポッドキャリパーの組み合わせです。ホイールはビトーのマグタンです。
ノーマルローターを外し、雌ネジをタップでさらっておきます。
左側にS1ローターを仮組します。ピッタリですね。
右側はハブの出っ張りが干渉するので削ります。
ハブを削り、ホイールベアリングを外します。S1ローターはベアリングがインナーローターに組み込まれます。
片側のローターを取り付け、ディスタンスカラーを製作して仕込みます。
ローターのオフセットが少し足りないので、両側に3ミリのスペーサーを足します。
専用の中空アクスルシャフトをセットします。
ホイールを復元します。
新たにφ330用のサポートを製作します。
キャリパーを取り付け確認します。一気にスパルタンになりましたね。