ワークス車タイプの取り付けでオイルクーラーをセットアップします。先ずはコアの耳は不要なので削除します。
当時の部品に似せるため、サイドパネルに穴開けします。このあとシルバーに塗装しておきます。
オイルクーラーの取出しはZ1000R用を使います。これにフィッティングを溶接するので、狙った向きになるように接合面を斜めにカットします。
ダミーエンジン上で向きを微調整し、溶接で仮付けします。
全周溶接したら、エアで加圧して水の中で漏れチェックします。
オイルクーラー関係のブラケットなども製作します。
コアに上下ブラケットを仮止めします。
車体にセットしてブラケットを溶接します。
ハンドル切れ角を確認し、ステムとコアが干渉しないようハンドルストッパーに溶接盛りします。
刷毛で塗装します。
コアを上下ブラケットで挟んだ形で取り付けます。
続いてホースの製作です。ホースの片方にフィッティングを組み、エンジン側に取り付けます。
所定のルートにホースを通し、反対側で長さを決めてカットします。
フィッティングを組み、ホースを取り付けたらワークスオイルクーラーの完成です。
続いてS1ローターです。今回はPMC製を使いますが、もとの色は変更するので、アルマイトは剥離してサンドブラストし、新たに別の色でアルマイトします。色変更後がこちら。
PMC製はアウターローターとの勘合がきついので、インナー側を冷却して小さくしてからはめ込みます。冷却には「凍殺ジェット」が便利です。
30秒ほどスプレーすると、表面に霜が付くほど極低温になるので、頃合いを見計らってアウターをはめます。しっかり冷やせば抵抗なくスポッと入ります。
フロントも同様に冷却して組みます。
CP2696キャリパーとモーリスマグの組み合わせの場合、キャリパーとスポークのクリアランスがごくわずかなため、ホイールにはスペーサーを入れローターは少し外側にオフセットさせて取り付けます。
フロント周り、完成です。スピードセンサーが前輪から無くなったので、フロント周りがスッキリしました。