ステムベアリング交換と薄型ジェネレーターキット取り付けなどのご依頼です。
先ずはフロント周りから。
ホイールベアリングは少しゴリ感があるので交換することに。
反対側も同様です。
S1ローターを外してベアリングを抜きます。
ハブ内部などは塗装が無いので、マグネシウム特有の白い錆でおおわれています。ボルト穴周辺の汚れはネジロック剤がはみ出したもの。
使用されていたベアリングは非接触シールタイプです。軽い防塵機能しかないので、水の侵入は防げません。洗車や雨中走行、屋外保管は厳禁です。交換用には接触シールタイプのベアリングを使います。こちらは防水機能もあるのでオイルシールのないマグホイールなどには必須といえるでしょう。
錆と汚れを落として組み付けます。
ローターは細かいボルトのトルクも点検しておきます。
続いてフォークをオーバーホールします。
現状ではエア圧はゼロですね。
スプリングは社外品で、15ミリほどのプリロードスペーサーが併用されていました。
分解点検します。走行は少ないとのことで、オイルの汚れはあまりありませんでした。シール付近はスナップリングの錆が進み、インナーチューブもストロークの奥の方は点錆が左右各々10個ほど発生しています。
点錆部分を研磨して滑らかにしておきます。
洗浄して組み立てます。上のトレー内の部品が今回交換する純正新品部品です。
オイルレベルはマニュアルの規定値としました。少し潰れていたエアバルブも新品交換しておきます。
エアは標準の0.5kg/cm2としておきます。