先日450kmほどの日帰りロングツーリングを終えた機会に、消耗した前後タイヤを交換します。
ツーリングの行先は長野県の霧ヶ峰から美ヶ原高原方面。往復の大半は高速道路なので、距離の割には楽な工程で、真夏でも涼しい高原地帯です。
ツーリング途中から気が付きましたが、フロントタイヤのサイドに無数のクラックが入るようになりました。α13SPというレース用コンパウンドのタイヤなので、ストリートでの長期使用ではよくこうなります。走行には別段支障はないのですが、早めに交換した方がいいでしょう。
リヤタイヤはα14Z、ストリート用なので早々にクラックが入ることはありません。
ハイグリップタイヤなので、長距離の高速移動が続くとセンターの減りが目立ちます。ワインディングばかり走っていると、割と均等に減るのですが。
フロントホイールを外します。ついでにホイールベアリングも点検します。
タイヤを外します。リムの内側にタイヤカスが付いているので掃除します。
タイヤカスは、ブレーキクリーナーで落とせます。しつこい汚れはシンナーを使うとよく落ちます。
使用するタイヤはこちら。前回のTOT前にJレーサーから外したピレリファントムスポーツコンプRSです。サーキットではこのくらいでグリップ低下を感じ始めるのですが、ストリート用には問題無いでしょう。真ん中の山がたくさん残っているのでもったいないですからね。ストリートでのフィーリングや、特にウエットでのトラクションが確認できるといいです。
タイヤをはめてバランス取りします。ウエイトは40g必要でした。サーキット走行で大きく摩耗しているので、アンバランスもあったでしょう。
フロントブレーキも点検します。S1キャリパーのパッドはデイトナゴールデンのV-MAXサイズ。まだ残量は十分ですね。
フロントタイヤ交換終了です。このファントムパターン、やはり懐かしい感じがします。
続いてリヤへ。ホイールを外し、ベアリングなども点検します。
ハブダンパーも点検。消耗は進んでいますが、まだ十分使えそうです。
リヤのリム内側も掃除します。
リヤスプロケットは弊社オリジナルのソリッドタイプです。当時風にするためアルマイト仕上げではないので摩耗はやや早め。日頃の点検は怠りなく。この状態ならまだまだ使えます。
リヤのパッドはだいぶ消耗してきたので交換します。小径ローターで酷使する乗り方のため、リヤはかなりのスピードで消耗します。
左は外したパッド、右は中古ですがカーボンロレーヌのパッド。高温に強いのでリヤでも持ちは比較的いいですね。
内側のパッドは裏板がインナーローターに干渉するので、若干削ってから取り付けます。
タイヤ交換終了です。
チェーンもルブでメンテナンス。
今回、メーター交換して初めての長距離走行でしたが、純正ベースでオーバーホールしたスピードメーターは、終始安定していていい感じです。タコメーターはスタックを純正ケースにビルドインしたもの。こちらも正確に情報を伝えてくれる信頼性の高いアイテムです。
こちらのZ1R 1型は、デモ車としてカスタムの実験台として使っています。車両持ち込みで同仕様の製作も可能です。もちろん車両そのものの販売も可能なので、気になる方はお問い合わせください。車両について詳しくはこちらをご覧ください。