シールキットが入荷したので、フルードが漏れていたAPのフロントマスターをオーバーホールします。全体の作業はエンジン塗装の完成待ちといったところ。

分解したマスターと、入荷したシールキット、それからシリンダー内面研磨に使うフレックスホーンです。

分解したシリンダー内を点検すると、大きな傷は無く、入り口付近が若干腐食しているようですね。

フレックスホーンで軽くラッピングしておきます。

研磨後はこちら。

シールキットにはこちらの4点が入っています。ピストンシール2個とワッシャー、スナップリングです。

シールとワッシャーを組み替えます。

ピストンをマスターに組み込みます。ブレーキスイッチは内部が腐食しているようなので接点復活スプレーを塗布しておきます。

オーバーホール完了です。

ブレーキスイッチの端子も腐食しているので、こちらにも接点復活スプレーを塗布しておきます。

キャリパーを外してダミーローターを挟み、エア抜きします。非常に剛性感のあるタッチがよみがえりました。
