継続使用するJBφ75ミリピストンのカーボンをリムーバーを使って落とします。

ピストンはまだまだ長く使えそうです。

シリンダーも準備完了。

ヘッドは分解点検します。

各部品も特に異常ありません。バルブガイドのガタも規定値内です。

バルブの消耗も少ないので、カーボンを落として継続使用します。

ヘッドも特に問題無いので、カーボンを落として継続使用します。

洗浄後、ヘッドを組み立てます。


バルブを組んだら、ヘッド単体でバルブクリアランスを調整しておきます。

キャブホルダーも新品交換します。コックが負圧式なので、負圧取出しのニップルも移植します。

ヘッドが完成しました。交換したのはステムシール、キャブホルダー、カムメタルのみです。

ガスケット剥がしのために外したシリンダーのスタッドボルトを復元します。

スタッド取付完了です。

ピストンを取り付けます。ベースガスケットはグラファイト製のビッグボア用を使います。これは信頼性があり、剥がしやすいのでお勧めです。

シリンダーを挿入します。

ヘッドガスケットとカムチェーンローラー関係をセットします。ガスケットはPAMS製のメタルタイプです。

ヘッドとカムを取り付けます。

ヘッドカバーを付けてエンジン腰上が組み上がりました。

オイルクーラーホースを復元します。

キャブを取り付けます。

スピードメーターギヤBOXもメンテナンス。ドライブピンの摩耗が進んでいるので、早めに交換しておきます。

初期のピンはアルミ製で、一定の距離走ると摩耗してきます。受け側のカップリングは樹脂製なので、こちらは定期交換が必要です。

ドライブピンは耐久性を考慮した新型のスチール製に交換します。

ピンをセットします。

樹脂のカップリングはホンダ純正部品です。部品番号は 44808-MR7-013 です。

ギヤBOXを復元します。

スプロケカバーを取り付けます。距離を走っているのでクラッチレリーズも調整します。

これでエンジンのオイル漏れ修理は終わりましたが、こ作業はこの後お持ち込みのハイプレッシャーオイルポンプ取り付けへと続きます。
