ご注文のあったZ1000Mk2用のスピードメーター取出しキットができたので、デモ車のZ1Rで取り付け確認します。画像のスプロケットカバーはお持ち込みいただいたものにケーブルを通す穴を開けてあります。
アウトプットシャフトに取り付けるドライブピンは、現在は耐久性を上げるためスチールで製作しています。カップリングとの組み合わせはこんな感じです。
Z1Rの今の状態です。今回のキットも基本的同じ構成です。スプロケカバーはこのようにカットしなくても装着できますが、カバー裏側の防振パネルとスポンジは取り外します。
Z1Rのスプロケカバーを外します。
スピードメーターギヤBOXを外します。
こちらは従来仕様のアルミ製ドライブピンなので、6角部の角が少し摩耗してきましたね。
手に持っている方がスチール製、正確には炭素鋼であるS45CD材の6角棒から製作したものです。
ピンを差し替えます。表のキャップボルトを締め込むことで、奥のナット部が斜めの面をスライドして内部から押し広げて固定されます。
差し込んで締め付けるとこんな感じ。これで空回りすることもまずないです。
ギヤBOXを取り付けます。
スプロケはオフセットタイプでも15ミリくらいまでならこのままで適合します。
上から見るとこんな感じ。
ケーブルの取り付けイメージはこんな感じ。実際にはスプロケカバーを付けた後差し込みます。
お持ち込みのスプロケカバーを取り付けます。PMCのイージークラッチキットが装着されています。
ノーマルのプッシュロッドのままでは干渉するので取り外しておきます。
カバーを取り付け、ケーブルを差し込みます。取り付けはOKですね。
カットカバーなので内部が確認できます。ギヤBOXとカバー内側のクリアランスはこのくらいです。
キットを外します。これで取り付け確認はできたので完成です。ご注文ありがとうございました。
デモ車の部品ですが、カップリングが結構摩耗しているので交換します。こちらもホンダの純正部品を使います。部品番号は 44808-MR7-013 です。
既存のカップリングを抜きます。
新しいカップリングをバイスなどで圧入します。強く押しすぎると貫通してしまうので要注意。