Z1000Mk2 T.T様 電装品の動作チェックとクラッチレリーズのオーバーホール

 

ハーネスの改造が済んだので動作チェックします。エンジンは、カムチェーンのトップアイドラーがまだ入荷していないので始動チェックは後回しです。

  

シビエのヘッドライトは、ポジションも点灯します。

 

擬装の終わったハーネスはこんな感じです。なるべくねじれずシンプルに配置し、干渉して配線に傷がつかないようにするのはもちろん、トラブル発生時に配線を追い易く故障探求をし易いように留意してルートを決めます。

 

テールカウルのグロメットは、劣化しているので新品交換します。

 

グロメットの向きは、大径で分厚い方が後ろ側です。

 

テールカウルと書類入れを取り付けます。

 

スプロケカバーです。クラッチレリーズはグリス切れしているようなのでオーバーホールします。

 

クラッチレリーズを外します。

 

ベアリングを分解します。小さいボールは11個あれば正解。こちらは特に欠品はありませんでした。

 

パーツを洗浄します。

 

洗浄後、グリスを詰め11個のボールを内側に配置します。

 

レバーと直角になるよう組み合わせます。

 

ハンドルがコンチハンとなり低くなったので、クラッチケーブルも少し短いものに変更します。使うのはZ1000Rと共通部品です。

 

ケーブルにエンジンオイルを指し潤滑してから組み立てます。

 

スプロケカバーを取り付け、マニュアル通りに各部を調整します。

 

チェンジペダルのクランプボルトは、ガタを発生させないよう締め付けトルクが高いので、純正で強度の高いボルトが使われています。Mk2純正はもうないのでこちらの1000R純正のボルトを使用します。

 

ボルトの頭に「9」の文字があるのは強度の高いボルトの印です。詳しくは「JIS規格 ボルトの強度区分」などで検索してみてください。ここに「4」や「7」または、ステンレスのボルトは強度が低いので使用しない方がいいでしょう。

 

ステップを取り付けます。

 

チェーンケースですが、スプリングが下の方まであるサスの場合は干渉するので切り欠く必要があります。カスタム車なのでチェーンケースは無くてもいいですね。

 

完成まであともう少し。