フォークのオイル漏れ修理の次は、リヤマスターからのフルード漏れ修理です。

現状はノーマルのマスターを使ったS1ステップとなっています。フルードは漏れてマフラーにかかるほどとのこと。

古いマスターを再生するより、まるごと新品に交換します。使用するのはニンジャ250の純正新品マスターです。ボルトのピッチは同じです。

ブレーキペダルは踏み込むとボルトと干渉するそうなので、これも修理します。

既存のリヤマスターを外します。

ブレーキペダルも外し、プレスで曲げます。

先端側も同様に。

これでオフセットが5ミリほど増えました。

これでボルトとのクリアランスは確保できました。

新しいリヤマスターを取り付けます。合わせてリザーバータンクも新品に。

フルードを入れ、キャリパー側に吸引します。

エア抜きします。

ブレーキホースの取り回しもスマートに改善しました。

続いてホーンの移設です。現状は純正ホーンで、純正オイルクーラーブラケットにマウントされています。目立ちすぎるので見えないところに移設します。

純正ホーンを外し、ブラケットもスマートに改造します。

ブラケットのホーンステーの部分を削除します。

端面を仕上げ、簡単に錆を落としてから塗装します。

新しいホーンはステアリングヘッドのガセット裏に設置するので、ガセットに6ミリの穴を開けます。

こんな感じで穴開けします。

ガセットの裏側に小型のホーンを1個取り付けます。

ホーンを取り付けるとこんな感じ。音量も十分です。

塗装した加工済みのオイルクーラーブラケットを取り付けます。

取り付け後はこんな感じ。

ホーンが見えなくなったのですっきりしましたね。

今回の作業はこれで完了です。
