フロント左のフォークからのオイル漏れが酷いとのことで修理します。
オイル漏れが酷いので、インナーチューブにウエスを巻いて入庫するほどでしたが、見た感じは大きな傷などは無いようです。
フロントフォークを外します。
漏れていた左を先に分解します。
インナーチューブをよく観察します。
一番大きな傷でこのくらい。錆と打痕のようです。
ついでなので左右とも分解します。
右側にはもっと酷いブツブツとした打痕のようなものが多数あります。
それぞれ耐水ペーパーでラッピングしておきます。
ラッピング後はこちら。
今回交換する消耗品はこちら。
上下のスライドメタルも交換します。品番は、上が 44065-1091 下が 92028-1126 です。ご参考まで。
フォークを組んだらフォークオイルを規定値よりやや多く入れます。
ジグを使ってオイルレベルを規定値に合わせます。
フォークを組んだらエアを規定値の中央、0.5kg/cm2に加圧します。エアが無い状態では柔らかすぎるので、定期的にエアチェックしてこの値を保つ方がいいでしょう。
フロント周りを復元します。
ステムベアリングも少し圧痕が付いているようで、中央で少しクリック感が感じられます。気になるようでしたらステムベアリングの交換もお勧めします。