ヘッドの分解点検をします。

エンジン全体の様子から、走行距離は少ないと思えるので、このヘッドも大きな消耗はないと思われます。

バルブを外し、ガイドとステムのクリアランスを確認します。クリアランスは少な目で問題ありません。

燃焼室とポートのカーボンを落とします。

カーボンを落としました。エキゾーストのバルブシートに、やや多めのカーボン噛み込み痕がみられるので修正します。他には特に異常は無いようです。現在のバルブシムは概ね2.50~2.65なので、シートカットもされていない未加工ヘッドのようです。

バルブシートをダイヤモンドカッターでシートカットします。

カット量は最低限で。おそらく0.1ミリくらいと思われます。

シートカット終了しました。

このカット量なら、シムだけで十分調整可能でしょう。

バルブも消耗が少ないので、研磨して継続使用します。

バルブをボール盤にくわえ、サンドペーパーで研磨します。

バルブ研磨完了です。

仕上げにバルブコンパウンドでバルブの擦り合わせをします。

擦り合わせ完了です。

ヘッドもとてもグッドコンディションでしたね。
