Z1000J2 U.S様 S1化計画 エンジンヘッドの準備

  

本日はアッパーケースに3軸をセットしたところから。Oリングとノックピンも忘れずに。

 

アッパーケースに液体ガスケットを塗布します。

 

塗る量は最低限の厚さでOKです。

 

ケースを合体します。

 

規定トルクで締め付け後はこちら。液体ガスケットのはみだしは極わずかです。

 

オイルパンとエンジンカバー類を取り付けます。

 

エンジンを上向きに直します。

 

使用するピストンはこちら。

 

PAMSプロデュースのピスタルレーシング製ピストンです。ボアは76ミリで排気量は1197ccとなります。

 

ピストンは最新デザインの超軽量タイプ。ビッグボアでも高回転まで回せます。

 

ピストンをセットします。

 

続いてヘッドの準備です。サンドブラスト、面研、バルブシートカットはすでに施工済み。

 

J系のウィークポイントであるカムホルダーネジは、ヘリサート加工するので下穴を開けます。

 

インテーク、エキゾースト、全てのカムホルダーネジ穴にヘリサートを挿入します。

 

カムはWEBのグラインドNo.109を使用。リフトはやや高めの10.6ミリです。

 

カム山がヘッドに干渉するので、当たる部分だけ削って逃がします。

 

逃がし加工後はこちら。

 

カム山が当たるところのみ削るとこんな感じ。

 

逃げは極わずかで済みます。