カムを組んだらバルブクリアランスを調整します。
ステージ1クラスのハイカムなのでアウターシムにしています。なので、バルブクリアランス調整もらくらく。
バルブクリアランス調整が済んだら、バルブタイミングを調整します。先ずは上死点を正確に割り出し、全円分度器をセットします。
バルタイは、初めにエキゾースト側から。
続いてインテーク側を調整します。
バルタイ調整が済んだらピックアップコイルを取り付けます。
S1タイプのパルシングカバーを取り付けます。
ヘッドカバーはコブの無いヨーロッパ仕様に変更。塗装はセラコート、サイドはJと同様にポリッシュ仕上げとします。
ヘッドカバーを取り付け、いよいよエンジンは完成です。
マフラーは、いらないスプリングフックを削除し、バンド止め用に割を入れてから塗装します。
バッフルはグラスウールを増します。
この方が重低音が強調されます。
塗装したサイレンサーにバッフルを挿入します。
マフラーを取り付けます。
後方はこんな感じ。
S1スイングアームは、エキセントリックの回転でカラーが少し引っかかるので、内側の溶接ビードの出っ張りを削って平面にします。
反対側も同様に。
エキセントリックは、先ず後ろの割りにマークを合わせて左右の位置をシンクロさせます。
一旦、エキセンクランプを締め、この時点でリヤのアクスルシャフトを規定トルクの10kg・mで本締めします。再度、左右のエキセンクランプを緩めておきます。
チェーンは530を使用します。
チェーンの張り調整は、アクスルシャフト頭の6角にレンチをかけ、左右同時にエキセンを回して合わせます。最後に左右のエキセンクランプボルトを規定値の4kg・mで本締めします。キャリパーのトルクロッドも最後に本締めします。
スイングアームの垂れ角が大きめなので、ジャッキアップでのチェーンのたるみはやや大きめに感じますが、チェーンは決して張り過ぎないように。
チェーンはバタつきでスイングアームと干渉するので、透明なビニールチューブで保護しておきます。
チェーンはバタつくとフレームとも干渉するので、こちらもビニールチューブで保護しておきます。
キャブ後方隔壁とブリーザーホースを取り付けます。
ブリーザーホースはスイングアームのキャッチタンクに接続します。
完成まであともう少し。