曲がり修正の終わったフレームをS1化に向けて加工します。ここまでは、シートレールを含め、不要なステーなどを全て削除した状態です。
ワークス車のオイルクーラーは独特なフレーム直付けマウント。アンダーブラケットはこんな感じでアルミ板を溶接で組み立てて製作します。
アンダーブラケットが完成しました。
ダミーのオイルクーラーコアを挟んで、上下ブラケットの部品をフレームにセット、この状態でフレームに直付けする部品を溶接で仮止めします。
仮止めしたらコアを外して全周を溶接します。下側の棒は、当時の画像だとフロントをアップした時のスタンドの受けとしても利用されていますね。気なる方は当時のパドックで整備中の画像があるので探してみてください。
続いてハンドルロックを削除した後の穴を塞ぎます。
鉄板を当て、溶接します。
表面を研磨します。
バッテリーBOXは板金で製作し、こんな形状に。
スターターリレーとレギュレーターを直接ボルトでマウントするので、皿ボルトを沈めるためのバーリング加工をします。加工は手前のテーパー状の治具を使って皿ボルトを締めこんで成型します。
皿ボルトと治具をセットし、このまま締め付けて座面を陥没させます。
加工後はこんな感じ。
BOX側面の板を溶接し完成です。
車体に乗せるとこんな感じ。