走行距離の多いエンジンなので、少し摩耗しているシフトドラムは新品に交換します。
使用するのはPMC製のリプレイス品です。
フォークガイドピンも合わせて新品交換しておきます。
新品のシフトドラムを組み込みます。
クランクケースを合体し、エンジン腰下の完成です。
エンジンが軽いうちに車載します。
車載完了です。
ワイセコφ72ミリのピストンは、カーボンを落として洗浄のみで継続使用します。
ピストンを組付けます。
ヘッドは2021年製の新品を使います。
パッと見は見分けがつかないほどオリジナルとそっくりです。
バルブ類も全て新品で揃えます。今でもこれだけの物が純正新品で手に入るなんて幸せな環境ですね。
既存のハイカムを載せて、干渉などないか確認します。
カム山の干渉はありませんでしたが、カムチェーントンネルとカムのフランジ部分が干渉します。
カムの方を少し削って逃がします。
バルブを組付けます。
シリンダーを挿入します。
カムチェーンアイドラーは既存のレーシングタイプを継続使用します。
新品ヘッドを組付けます。
カムスプロケは、Z1R用の30TからMk2用の32Tに交換します。
ヘッドカバーはZ1Rを使うので、左側のMk2のトップアイドラーだと干渉します。
干渉する部分を削って使用します。
カムを取り付けバルブクリアランスを調整し、その後バルブタイミングを調整します。先ずは上死点を正確に割り出します。
エキゾーストカムのバルブタイミングを調整します。
続いてインテークカムを調整します。
ヘッドカバーを取り付け、エンジンはほぼ完成です。