クランクケースが組み上がったところで、車載の前に簡単に塗装しておきます。
現状は新車時の塗装のままですが、飛び石などでの塗装剥がれが目立ちます。
耐熱塗料のトップヒートで塗装しておきます。
オイルパンまで付けてエンジン腰下の完成です。
この軽い状態で先に車載します。
フロントスプロケとチェーンを取り付けます。
正規の張りを確認するため、リヤショックを切ってホイールをジャッキアップします。アウトプットシャフト、スイングアームピボット、リヤアクスルの3軸が一直線になる高さまで上げます。この状態がフロントスプロケとリヤアクスルが最も遠ざかる位置となり、チェーンが最も張る状態です。
この状態でチェーンの張りを最小にします。中央での上下振れ幅は20ミリほどです。
ジャッキアップした状態でリヤショックを繋ぎ、再びチェーンの上下振れ幅を確認すると約50ミリあります。これを最小の基準とし、これ以上張らないようにメンテしてください。
0.5ミリオーバーサイズのピストンは、洗浄して継続使用します。
洗浄後はこちら。
ピストンを組み込みます。
シリンダーを挿入します。
ヘッドはカムホルダーネジを修理します。エキゾースト側のみヘリサート挿入済みでしたが、インテーク側も必要になったのでヘリサート加工します。先ずは下穴を開けます。
ヘリサートタップをたてます。
インテーク側8ヶ所にヘリサートを挿入します。これで16ヵ所全部ヘリサート入りとなりました。
シリンダーにガスケットなどをセットします。
ヘッドは簡単な洗浄のみで継続使用します。
ヘッドを組み込みます。