車検とタイヤ交換などのご依頼です。ハンドルが変更されているので、検査は構造変更検査となります。

ノーマルのチューブタイヤなのでタイヤ交換は外注します。先ずはホイールを外します。

ホイールべリングも点検します。1個はゴリ感があり、残りも古いベアリングなので全交換することに。

フロントホイールも外します。

予約しておいたタイヤ屋さんで交換していただきました。チューブも古かったので合わせて交換していただきました。

今回のタイヤはコンチクラシックアタックです。ラジアルなので倒し込みが軽くなり、コーナーリングが一層楽しくなるタイヤです。

ホイールベアリングを交換するのでフロントはカバーとローターを外します。


ベアリングを外します。

使用するベアリングはこちら。接触シールタイプなので、ダストはもちろん雨水の侵入も防げます。

新しいベアリングを圧入します。

ローターとアクスルシャフトを組み込みます。

フロントホイール完成です。

続いてリヤへ。ベアリングを外します。

新しいベアリングを圧入します。

スプロケキャリアのベアリングも交換します。


リヤホイール完成です。

続いて車検の準備です。ヘッドライトはハロゲンになっていますがかなり暗いですね。

光量が足りないと思われるので、ヘッドライトリレーを追加します。使うのはデイトナ製のこちら。

ヘッドライトを外します。

ネジはしまっていましたがレンズがリムの中でグラグラします。グラグラすると光軸が安定しないので車検も受かりません。肉厚のシリコンホースを短く切ったものを詰め込んで固定します。

こんな感じで3か所にホースを詰めて固定します。

リレーからのカプラーを接続します。リレー本体はバッテリー付近に設置できるので、ライトケース内が混雑しません。

バッテリーも交換します。

左が外したバッテリーで通常の液入りタイプですが、液面がセルごとにバラバラでした。通常タイプはメンテナンスが必須ですが面倒ですよね。なので、今回からメンテナンスフリーバッテリーに変更します。

ターミナルのナットの下に、細いシリコンチューブを挟むとナットが上に固定されて便利です。

こんな感じでチューブを挿入します。初めからスポンジなどでこうしてある親切なバッテリーもありますね。

バッテリーストッパーが付いていなかったので追加します。ゴムダンパーも。

バッテリーとストッパー、取付完了です。

ヘッドライトリレーを取り付けます。

これでヘッドライトがかなり明るくなりました。光量も十分でしょう。

フューエルホースには抜け止めのクリップを追加します。

整備は途中ですが、とりあえず明日は構造変更検査を受けてきます。
