消耗したピレリタイヤを同じタイヤで更新します。
現在のタイヤは昨年11月のTOT直前に中古で入手した物。前後とも一部のスリップサインが出てきました。摩耗しても特に変な挙動が無いのが確認できました。
正式な銘柄は、PIRELLI PHANTOM SPORTSCONP RS(ピレリ ファントム スポーツコンプ アールエス)で、サイズはフロント110/80-18 リヤ150/70-18 です。リヤ70扁平は、現状ではダンロップα14とこのピレリだけです。
リヤホイールを外します。
ベアリングとダンパーを点検します。特に問題ないようです。
タイヤを外します。
新しいタイヤを組んで、バランス取りします。
リヤホイールを復元します。
続いてフロントへ。
タイヤを組み替え、バランス取りします。フロントは特に精度良く調整します。
フロントのブレーキパッドも消耗してきたので交換します。S1キャリパーはピストン径が大きく厚みが薄いのでピストンが傾きやすく、ピストンの出代が大きくなるとタッチが悪くなってきます。そこで2ミリくらい減ったら新品交換しています。
新品パッドと比較するとこんな感じ。
使用するパッドはこちら。デイトナゴールデンのV-MAXなど用です。ワインディングでも筑波サーキットでも問題なく使えます。雨でも大丈夫です。
左右キャリパーとも新品パッドを取り付けます。
フロントもこれでOK。
往年のパターンがいい感じですね。α14よりウエット性能もいいでしょう。
リヤタイヤはやや細身です。
ノギスで実測してみます。
サイズは150ですが、実際は148ミリ程度と細目。
α14と比べると一回り細く感じます。
150のα14を実測すると約160ミリあるのです。
フロントも呼び寸法よりやや細めの108ミリほど。
プロフィールを比べるとこんな感じ。ピレリの方がアールが大きいです。
リヤを比べるとこんな感じ。こちらもピレリの方が丸いですね。
現在は入手困難なようなので、多少在庫しています。
このタイヤ、ピレリでは完全にレーシングタイヤとしての位置づけです。こちらのホームページをご参考に。
https://www.pirelli.com/tyres/ja-jp/motorcycle/all-tyres/sheet/phantom-sportscomp-rs