ワークスS1化の続きです。

下したヘッドを分解点検します。

リフターの摩耗もひどくなく、使われているシムの厚さもまだ余裕があります。バルブステムエンドの切削も、特に行われていないようです。リフターとカムメタルなどは新品交換します。

バルブを外します。使われているのはすべてノーマル部品のようです。スプリングシートの摩耗も極小で、酷使されていた形跡はありません。

バルブシートもまだ比較的きれいです。当たり幅もさほど広がっていません。総じて程度のいいヘッドです。ただし、カムホルダーネジの修理は、全面的に行う必要があります。

北米仕様エンジンだったので、ヘッドカバーはヨーロッパのを使い、こちらの一式で塗装することに。塗料はセラコートの予定です。

パルシングカバーはBLファクトリー製のS1タイプを使います。右側の本物に寄り近づけるため少し細工します。

2個の穴あけと、鋳物のバリ取り風ダメージ加工をします。

あとはマットブラックで粗めに仕上げてもらいます。
