デモ車#21 エンジン始動チェック

  

キャブを取り付けたところで不具合を発見しました。

 

スロットルケーブルですが、引き側ケーブルに問題があります。

 

ガイドが削れてインナーケーブルが露出しています。11月のTOT以来走行していないので、レースはこの状態で走っていたようです。必死に走っていると気が付かないものですね。

 

ケーブルは念のため2本とも新品交換します。

 

ケーブルを取り付けます。

 

前回のレースでも予選中にエンジンが失火するトラブルがありました。この2年間で2回目なので、原因は特定できていませんが念のため点火系を更新します。今回からはウオタニSP2を使用します。

 

コイルブラケットはアルミの厚板でコンパクトに製作したものを使用します。

 

コイルを取り付けます。

 

プラグコードも更新します。コイル側ターミナルはφ5ミリようなので、φ7ミリのシリコンコードを細く削ります。

 

ターミナルをカシメます。

 

コイルにコードを差し込み、現車合わせで長さを決めてカットします。

 

プラグ側のターミナルをカシメます。

 

ワークス車と同様のオレンジプラグキャップを取り付け、コードの完成です。

 

プラグコードを取り付けます。

 

エンジン始動チェックします。マフラーから出るエキゾーストは、ハイコンプピストン特有の力強い排圧を感じます。

 

プラトーホーニング済みのICBMアルミメッキシリンダーなので、慣らし運転はほとんど不要とのこと。走行チェックは各部の点検程度で短時間で済ませ、直ぐにキャブセッティングに入れそうです。

  

冬場でもドロドロに溶けるピレリファントムスポーツコンプRSなら、公道でもきちんと暖気すればいいトラクションが得られそうです。