Z1000J1 A.H様 タンデムステップボスの溶接

  

前回のハンドル交換に続き、今回は細かいところのモディファイです。

 

シートは弊社に在庫していたサンプル品のS1シートをお買い上げ。フジツボも取り付けて装着します。仕様は従来からの純正スポンジ加工品のS1シートです。

 

リヤのフックは無いので、お持ち込みいただいたフックを取り付けます。

 

タンクはリヤだけ上げてあるそうで、後ろのベロがシートに干渉するので修正します。

 

ベロは30°ほど下に曲げてシートベースより下に来るようにします。

 

シートを付けるとこんな感じ。

  

シート全体はこんな感じです。

 

シートとテールカウルは、ノーマルなのでいつものように隙間が空きます。テールカウルを上げてチリ合わせするには、リヤ周りを総合的にレイアウト変更して合わせるので、その作業は次回に持ち越すことに。

 

次にノーマルのヒューズBOXを交換します。

 

既に新しい物に交換されていますが、管ヒューズは出先で入手に困るので変更します。

 

使用するのはヒューテック製のミニブレードタイプです。

 

メインハーネスは交換済みとのことですが、その他の電装品は古いままのところが多いようです。ジェネレーターとメインハーネスの接続カプラーは、端子が腐食しているので接点復活スプレーを塗布しておきます。メインハーネス交換時、古い電装品が残っている部分は信頼性が低いので要注意。

 

ヒューズBOX交換終了です。

 

続いて、タンデムステップを取り付けます。フレームにボスを溶接するので、インナーフェンダーなどを外します。

 

使用するタンデムステップはZRX1100純正品です。こちらはデモ車のものですが、治具代わりに使用します。

 

取り付けには4個のボスをフレームに溶接します。

 

リヤホイールも外します。アクスルシャフトが渋くてなかなか抜けません。

 

シャフトは内部でかなりサビついていたようです。

 

ダンパーやベアリングは問題無いようです。

 

タンデムステップを位置決めし、溶接で仮止めします。

 

位置が決まったらボスを全周溶接します。

 

反対側も同じ高さにセットします。

 

こちらも溶接終了です。塗装をの段差を少し研いで滑らかにし、塗装の下地を整えます。

 

刷毛で塗装します。

 

塗装完了です。

  

実際に取り付けるタンデムステップは、只今入荷待ちです。