フロントのキャリパーサポートを製作します。
手持ちのテンプレートには合うものが無かったので、新たに現車合わせで型取りします。
ローター外周にクリアランス確保用の針金をセットします。
パッドとローターの間に厚紙を何枚か挟んでキャリパーをちょうどいい位置に保持します。その状態でフォークの穴位置を型紙に写し取ります。
テンプレートの形が決まったら、ジュラルミン板に写します。
板が大きいと支えやすいので、先に穴開けします。
バンドソーで切り抜きます。
端面をベルトサンダーで仕上げます。
タップを立てます。
ナイロンたわしでヘアラインを付けたら完成です。
取付確認します。
既存のキャリパーセットは、ホースとフィッティング類を交換するので分解します。
ホースはビニールコーティングを塗装してあるのでところどころ色が落ちています。
フィッティングはアルミ製の古い物の表面を磨いただけ。
きちんとしたポジションになるよう、ロングハンドルで構築していきます。マスターは元のままです。
ブレーキホースは現車合わせで長さを決めて製作します。
当時風にビニールチューブを通した仕上げです。
ホースを取り付け、フィッティング類を本締めします。
リザーバータンクは、既存のステーを短く加工して再利用。
エア抜きの作業は、キャリパーを外して真空引きから行います。
キャリパーまでフルードが届いたら通常のエア抜きです。
クラッチはZ1000J系の純正部品を使って機械式に戻します。レバーは少し長いZ1300用です。
エア抜きも終わり、ロッキードキャリパー特有の硬いレバータッチとなりました。ハンドル周りのレイアウトはこれで完成です。