Z1R2 N.M様 フォークオーバーホール

  

ステムベアリングは洗浄して継続使用します。

 

新しいグリスを充填します。

 

ステムを取り付けます。

 

続いてフォークを分解します。

 

アウターはポリッシュされてきれいですが、シールを止めているワッシャーとスナップリングはこの通りサビサビです。

 

ちょっとこじっただけではシールが取れないので、ヒートガンで熱します。

 

ようやく取れました。数十年ぶりの交換になるでしょう。

  

シール部分の腐食もできるだけ取り除きます。

 

フェンダー固定のネジも点検します。

 

1ヵ所はネジ山が無いので修理します。

 

ヘリサートでネジ山を再生します。

 

消耗品は現在でもほとんど全て純正品で揃います。唯一、フォークキャップの大きなOリングだけ生産終了なのですが、汎用品のOリングが使用できます。

 

各部品を洗浄し、点検します。

 

インナーチューブを組み込み、シールを打ち込みます。

 

フォークオイルを入れます。

 

フォークスプリングは純正よりも20ミリ長い物が付いていました。

 

オイルレベルはマニュアル通りに設定します。

 

フォークを組み付けます。

 

ハンドルバーはAREA製のスーパーバイクハンドルのロングタイプを使用します。Z1Rにはうってつけの幅で、フロントカウルとマスターなどのレイアウトがまとめやすいです。

 

外装は1型カラーに変更され、フロントフェンダーも1型用です。19インチの2型に合わせて、取付穴をオフセットします。

 

フェンダーが上がるように穴を下に開けます。

 

フォークアウターに干渉するので少し凹ませます。

 

つづく