ミッションカバー辺りからのオイル漏れ修理のご依頼です。オイルの出所はシフトシャフトのオイルシールかアウトプットシャフトのオイルシールのようです。特にてこずらなければ日帰り作業で可能でしょう。

クラッチレリーズを外します。

スプロケを外します。アウトプットシャフトのオイルシール周りがかなりオイリーですね。

車体を右側に少し傾けます。

ミッションカバーを外します。

特に破損している箇所などは無さそうなので、オイルシール交換で直りそうです。こちらのカラーも少しキズがあるので新品交換します。

カラーとオイルシール3点、他にOリング1個を新品交換します。

シフトシャフトはサビを落とし、カバー装着時にオイルシールを傷つけないようにしておきます。

古いガスケットを剥がし、組付け準備します。

ミッションカバー、スプロケ、チェーンを取り付けます。これでオイル漏れ修理は完了です。

ジャッキアップの際に気になった、ステムのガタを点検します。どうやらステムベアリングナットが緩くなっているようです。

ステムベアリングのナットを締め付けます。約1回転ほど締まりました。

ステムベアリングのガタは無くなりましたが、既にベアリングレースに圧痕が付いているようで、ハンドルを左右に切るとややゴロゴロ感があります。ステムベアリングの交換が必要のようです。
