Z750FX1 T.Ky様 リヤマスター交換

  

雨でキャブセッティングに行けないのでその他の追加の作業です。

 

リヤマスターはフルードが漏れた痕があります。

 

シリンダーも消耗していると思われるのでASSY交換します。

 

使用するのはカワサキ純正で大型リザーバータンクで汎用性のあるこちらのマスターです。部品番号 43015-0091

 

ワッシャーとスペーサーを工夫してボルトオンで装着できます。

 

ホースは長さが足りなくなったのでアールズ製で新規製作します。

 

仕上げにビニールチューブを通します。

 

新しいブレーキホースを取り付けます。

 

プッシュロッドの長さも足りないので、延長アダプターを製作して取り付けます。

 

ロッドを取り付けるとこんな感じ。

 

続いてリザーバータンクを取り付けます。

 

近場のネジ穴からステーを伸ばして取り付けます。

 

リザーバータンクを取り付けます。

 

フルードを入れ、バキュームポンプで真空引きします。

 

その後、エア抜きして完成です。

 

続いてリヤショックのガタの修正です。ロアーマウントにガタがあります。

 

リヤショックを外します。

 

各エンドアイには内径調整用のカラーが入っているタイプです。

 

内径調整用カラーの方がブッシュのカラーより長いので締め付けてもブッシュのカラーが固定されていなかったようです。

 

カラーを少し短く削ります。

 

4ヶ所とも各ブッシュより短くしました。

 

これでブッシュ側のカラーが固定されるのでガタは無くなります。

 

テールカウルのダンパーはサイズ違いが付いていたので純正と交換します。

 

ダンパーは外径の大きい方を後ろ側にします。

 

これで一通りのメニューは終了です。あとは天気が回復したらキャブセッティングして完成です。

 

スロットルを開閉すると少しフリクションが大きい感じ。グリップをめくってみるとスリーブよりグリップの方が1センチほど長い状態です。はみ出したグリップのゴムが抵抗となり、スロットル操作のフリクションとなっていました。これはよくあることです。

 

はみ出したグリップの内径にシリコングリスを塗布します。

 

これでスロットルワークはスムーズになります。