雨でキャブセッティングに行けないのでその他の追加の作業です。

リヤマスターはフルードが漏れた痕があります。

シリンダーも消耗していると思われるのでASSY交換します。


使用するのはカワサキ純正で大型リザーバータンクで汎用性のあるこちらのマスターです。部品番号 43015-0091

ワッシャーとスペーサーを工夫してボルトオンで装着できます。

ホースは長さが足りなくなったのでアールズ製で新規製作します。

仕上げにビニールチューブを通します。

新しいブレーキホースを取り付けます。

プッシュロッドの長さも足りないので、延長アダプターを製作して取り付けます。

ロッドを取り付けるとこんな感じ。

続いてリザーバータンクを取り付けます。

近場のネジ穴からステーを伸ばして取り付けます。


リザーバータンクを取り付けます。

フルードを入れ、バキュームポンプで真空引きします。

その後、エア抜きして完成です。

続いてリヤショックのガタの修正です。ロアーマウントにガタがあります。

リヤショックを外します。

各エンドアイには内径調整用のカラーが入っているタイプです。

内径調整用カラーの方がブッシュのカラーより長いので締め付けてもブッシュのカラーが固定されていなかったようです。

カラーを少し短く削ります。

4ヶ所とも各ブッシュより短くしました。

これでブッシュ側のカラーが固定されるのでガタは無くなります。

テールカウルのダンパーはサイズ違いが付いていたので純正と交換します。

ダンパーは外径の大きい方を後ろ側にします。

これで一通りのメニューは終了です。あとは天気が回復したらキャブセッティングして完成です。

スロットルを開閉すると少しフリクションが大きい感じ。グリップをめくってみるとスリーブよりグリップの方が1センチほど長い状態です。はみ出したグリップのゴムが抵抗となり、スロットル操作のフリクションとなっていました。これはよくあることです。

はみ出したグリップの内径にシリコングリスを塗布します。

これでスロットルワークはスムーズになります。
