交換する部品を全て外し、フレーム周りの清掃が終わったので組み付けに入ります。

ファイナルギヤにオイルは交換歴が不明なので交換しておきます。入っていたオイルはこれだけです。

使用するオイルはハイポイドギヤ用のGL-5です。

油量はフィラーの口元まで入れます。これで300ccほど入りました。

スタータークラッチは、ボルトが2本完全に緩んでいました。このまま乗り続けるとボルトが折れ、周辺も破損するところだったので、ちょうどいい機会でした。

スタータークラッチなどは、摩耗もあるので全て新品交換します。

クラッチとギヤはMk2や1000J系と共通です。

スタータークラッチのボルトも新品を使い、ネジロックを併用して取り付けます。

締め付けは規定値でしっかりと。

ジェネレーターローター一式をクランクに取り付けます。こちらのボルトにもネジロックを塗布します。

こちらも締め付けは規定値でしっかりと。

ジェネレーターカバーを掃除します。

古いガスケットを全て剥がし、取り付け面はオイルストーンで修正します。

ステーターコイルは状態がいいので継続使用します。

ジェネレーターカバーを取り付けます。

バッテリーケースは希硫酸でサビが進んでいます。

防錆のため軽く塗装しておきます。

レゾネーターも清掃して取り付けます。


塗装したバッテリーケースを取り付けます。

今回、バッテリーは小型のショーライバッテリーに変更します。

かさ上げし、詰め物をしてショーライバッテリーを取り付けます。

その他、主な電装品はほとんど新品交換します。

ハンドルスイッチは、左はW650の純正品を使います。右は純正が無いので社外品です。

位置決めの突起は邪魔なので削除します。

ウオタニSP2のピックアップコイルを取り付けます。

コイルステーはワンオフ製作し取り付けます。ステーの形状は1000J用と同じです。

メインハーネスは、燃料計があることを基準に、Z1000-R2の純正品を使うことに。

コイルとメインハーネスを取り付けます。

右のハンドルスイッチは、ハーネスの長さが足りないので、アダプターを製作して接続します。ハンドルスイッチ周り、メインハーネス側は無加工としました。

テール周りはウインカー関係を普通のギボシに交換して接続します。

バッテリー周りは、Z1000-R2のハーネスとの兼ね合いで、各ユニットのレイアウトもこんな感じになりました。この辺もメインハーネスは無加工で大丈夫。

あとはメーター周りとメインハーネスの接続ですが、そこは大幅な改造が必要です。
