タンクを点検します。外観はきれいなのですが、中は空なのに異常に重いのです。
内部を覗くと、古いコーティングが大部分で剥がれています。不十分なサビ取りの上にコーティングしたようで、長期保管で再び錆びて剥離したようです。重さの原因も、底に大量にコーティング剤が固まって堆積しているためでした。厚さは1センチ弱ほどあります。
届く範囲でコーティングの破片を取り出します。
センサーの穴からも破片を拾い出します。小さな穴からでは到底全部は取れません。何かで洗浄しても隙間に入って残ってしまうので、このまま様子を見ながら使うことにします。
コックの穴もコーティング剤でかなり小さくなっており、新しく準備したピンゲルコックのフィルターが入らないので拡大します。
14ミリのドリルを通してようやく取り付け可能となりました。
車体に取り付けます。
コックの位置は問題ありません。
キャップのパッキンなども新品交換します。
続いて電装系の取り付けです。メインハーネスは状態がいいので一部を修理して継続使用します。
ハンドルスイッチなどの接続は変わるので、改造して適合させます。
修理と改造が完了しました。
バッテリーケーブルは1000Jの純正品が買えるので流用します。
リヤブレーキスイッチも新品交換します。
バッテリーケーブルを交換します。ターミナルキャップも石化しているものを新品交換します。
ヒューズBOXはノーマルの管ヒューズタイプから出先で入手しやすいミニブレードタイプに変更します。
ゼファー750のレギュレーターを使うので、ハーネスは既存の物を加工して使います。
ヒューズBOXのカプラーが異なるので改造して適合させます。
FX1のイグニッションスイッチなので、こちらもハーネスとカプラーを改造して適合させます。
電装品が全て付いたところで電装品の動作を確認します。合わせてエンジンも始動チェック、静かで安定したアイドリングです。