エンジンは内部の状態がいいので、腰上分解は見送ることになりましたので復元します。
キャブホルダーとテンショナーの取り付け面は、ガスケットを剥がしオイルストーンで面出ししておきます。
カムをのせ、バルブタイミングを合わせます。
カムキャップとテンショナー類を取り付けます。
バルブクリアランスを計測し、調整します。
ヘッドカバーを取り付け、エンジン本体は完成です。
新しいクラッチケーブルをセットし、スプロケカバーを取り付けます。
クラッチレリーズを調整します。
カムチェーンテンショナーは、メンテナンスフリーのオートタイプに変更します。
キャブは新品のCR33にすることに。
新品を下ろす時の定番作業、ケーブル受けのネジ山を拡大します。
ケーブルのネジがスルッと通るようにし、整備性を良くします。
こちらも定番、アイドルアジャスターをリモートにします。
あとは現状のセッティングを確認しておきます。
ジェット類は一旦緩めて固着を解除しておきます。こうすることで出先でのキャブセッティング時、スムーズに交換作業が可能になります。
今回ファンネルはアルミ削り出しのご指定で、チェリー製のミドルサイズを用意しました。
ファンネルは細いイモネジ1本で固定するタイプです。緩むと直ぐに脱落するので、イモネジの当たる部分に少し細工します。
イモネジが沈み込んで引っかかるように、浅く小さい穴を掘ります。
ファンネルを取り付けます。
イモネジにはネジロックを塗布。多少緩んでもすぐにファンネルが脱落することはないでしょう。
キャブを仮付けします。なかなかレーシーですね。
内部はこんな感じでスムーズです。